詩吟アーティストの恵聖(ケイセイ)です。私は、日本の伝統芸能である詩吟の楽しさをたくさんの人に知ってもらいたいと思っています。保育園、小学校、中学校、福祉施設、カルチャーセンターなどでワークショップを開催しています。大変好評なので紹介させていただきます。
ワークショップでは主に4つのことを行ないます。
- 解説
- 鑑賞
- 発声
- 実践
1. 詩吟の解説
ほとんどの方が詩吟を聞いた事がなく、聞いてみても、民謡、浪曲、小唄と何が違うの?と言われます。また子供達に至ってはお経にも似てる。と言われる事もあります。なので、まず詩吟の解説をします。歴史や現在の状況などを詳しく説明します。
2. 詩吟を鑑賞
次は詩吟の鑑賞です。3つのパターンを聞いていただき、違いについて話し合います。日本の伝統文化をより身近に感じることができます。
- 伝統的な詩吟(アカペラ)
- 最近の詩吟(邦楽伴奏での詩吟)
- 私がやっている詩吟(詩吟ユニットxiè)
3. 詩吟の発声を体験
鑑賞後は、体験です。とは言っても、急に詩吟を吟じて下さい!とは言いません。まず、発声です。詩吟で使うミファラシドの陰音階の説明をして、西洋音階との違いを感じていただきます。
詩吟は母音の芸術と言われています。声をできるだけ長く出し続けて、母音をしっかり伸ばす。詩吟で大切な腹式の発声を体験していただきます。
4. 詩吟を一節(ひとふし)実践
最後に、有名な詩吟である「川中島」や「富士山」などを一節(ひとふし)実践していただきます。詩吟の特徴と言われる節調(せっちょう)= 小節やゆすりも体験していただきます。
ここまでで約60分です。短くも長くも出来ます。
小学校、中学校では、子供が自分で作った短歌に節を付けて、吟じてみる。という体験をやってみたり。参加者が作った和歌や俳句に、私が即興で節を付けて吟じてみることもあります。
学校行事にお伺いすることもあります。
参加人数や、時間によって、みなさんが少しでも楽しめるよう柔軟に対応しております。
海外の方に日本の伝統文化を伝えたい
ライブの中でワークショップをすることもあるのですが、海外のお客様にも大変好評です。
プラハの中学校でワークショップを開催したときは、日本の中学生と変わらない反応にうれしくなってしまいました。みんなとても可愛らしかったです。
詩吟は母音を伸ばして大きく揺すったり回したりするので、母音の芸術とも呼ばれます。海外の方がワークショップに参加するときは、母音を伸ばす詩吟式の発声を体験していただきます。
体験していただくと西洋音階と日本音階の違いに驚き、面白がられます。また、海外の方は母音を伸ばして揺すったりするのがとても新鮮のようで、真剣に挑戦して大きな声を出して下さいます。小節(こぶし)に挑戦しようとされる方もいます!
私は、海外の方に伝統文化の詩吟の発声や節を体験していただく事はとても意義があり、需要があると考えます。
海外では私の着ている着物に興味を持つ方も多いです。私はお着物や袴の着付けも出来ます。ですので、着付け体験とセットにして、お着物を着た後に日本の伝統文化の詩吟を体験してもらうようなインバウンド向けワークショップも今後は展開して行きたいと思っています。
子供から大人まで、そして、海外の方にもワークショップは好評です。外国人旅行者の方が日本に来たときに、「着物を着てみたい!詩吟も体験してみたい!」と思っていただけるような日が来ることを願ってがんばっています。
日本の文化体験ワークショップ実績
- チェコの首都プラハの中学校
- 伝統文化こども教室 (財)伝統文化活性化国民協会・文化庁委嘱事業
- 吟詠・剣舞・詩舞こども教室
- 社会福祉法人 福栄会 高取保育園、筑後市松原保育園
- 福岡市立野間中学校、玄海中学校
- 筑後市立筑後小学校古川小学校、西牟田小学校、下妻小学校、古島小学校
- 福岡女子短期大学 文化コミュニケーション学科、食物栄養科
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